■カナダ・オーロラ紀行2 ラバージュ湖畔(Lake Laberge)(2002/3)
目次>【プロローグ】 【1日目】 【2日目】 【3日目】 【4日目】 【5日目】 【6日目】
【プロローグ】 ★Lake Laberge とは?
オーロラを見る上で最も重要なポイントは、もしかしたら観測場所かもしれません。暖かい部屋でオーロラの出現を待ち、「出た!」と知らせが来たら外に出て見るのがいい人、カメラなどをセットし、極寒の中で待機する事を選ぶ人。それぞれの楽しみ方によって、よりよい観測地は変わってきます。そしてツアーの日程なども、随分違ってくるものです。観光や買い物もできて、運が良ければオーロラが見られればいいという人、何が何でもオーロラ・・・それも派手なものが見たい・撮りたいという人。
Lake Laberge(W135°12' N61°07')は、yumiが過去3回のオーロラ遠征の経験を踏まえて調べに調べ、検討に検討を重ねて選んだ観測地です。オーロラ観測地としての知名度は殆ど無い所ですが、決め手となったポイントをいくつかご紹介しましょう。
1 | 宿を一歩出たら撮影可能であること。 市街地のホテルからバスなどで観測地へ移動するという一般のツアーでは満足できないため、 好きな時間、好きなだけ観望・撮影に集中できる環境を第一条件としました。 |
2 | 宿の照明を含め、光に邪魔されないこと。宿を一歩出たら満天星がベスト。 他のツアー客などが居ても気にならないくらい充分なスペースが確保できることも重要です。 |
3 | 視界が開けていること。池谷-張彗星(Comet Ikeya-Zhang)の撮影も念頭にあったため、特に西方向は地平線付近まで開けていること。 |
4 | 晴天率が高いこと。そして外してはならないのが「オーロラ・オーバル(aurora oval)」の下であること。 |
5 | とはいえ余りに僻地で辿り着くまでに何日もかかっていたのでは、やりくりして取った休暇が勿体ない。 国際空港から数時間で行ける場所であること。 |
これらの条件をクリアできるなら、生活環境はある程度不便でも構わない。昼夜逆転の生活のつもりなので、昼間の観光やら何やらは不要という、ちょっとオタッキーな希望を満たしてくれた場所、それが、このLake Laberge Campだったのです。去年、由美がアラスカ・タルキートナへのオーロラツアーでお世話になった日通旅行社が売り出していた基本ツアーは、ホワイトホース2泊、ラバージュ湖2泊、バンクーバー1泊の5泊7日間コースでした。私達はラバージュ湖での宿泊を2泊加え、更にホワイトホース2泊のうち1泊をラバージュ湖に変更して、合計7泊9日間の個人ツアーを組んでもらいました。
yumiは昨年の感動をもう一度と、yasuyukiは11年前のリベンジにと、それぞれの思いを胸に秘め、下記の日程でCanada北西部に位置するホワイトホース(Whitehorse)郊外のラバージュ湖畔のプライベートキャンプ(Lake Laberge Camp)へと出かけたのです。
2002年3月 カナダ・オーロラ紀行 ラバージュ湖 (Lake Laberge)の予定と実日程表 | ||||
月 日/日数 | 時刻/都市名/交通手段/スケジュール | |||
3/13(水) 長〜い 1日目 |
19:00 成田発 エアカナダ004便(国際線) → バンクーバーへ ・・・・・・→ ところが遅れて20:00離陸 |
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−<日付変更線通過>− | ||||
現地時間 10:35 バンクーバー到着予定が・・・・・→またしても遅れ 11:00到着 | ■バンクーバー国際空港着後、入国手続きと乗り継ぎ/予定では十分な乗り継ぎ時間があったはずだが…入国審査で40分、手荷物受け取りと通関で25分、国内線ターミナル(3F)への移動とX線検査・・もちろんカメラ・フィルム類は審査官の入念な手検査を受けて35分、走り込んで滑り込みセーフ。でも私たちより遅れた人も・・・。 | |||
12:40バンクーバー発 エアカナダ3584便(国内線) → ホワイトホース行き・・・・・・→ これも搭乗遅れで13:00離陸 | ||||
15:09 ホワイトホース到着予定が・・・・・・→ずれこんで 15:30到着 | ■ホワイトホース着後、手荷物受け取り、現地手配会社・カヌーピープルのガイドさん(Scott)と落合い、ホテルへ | |||
★オーロラ観賞チャンス/町中なのでハナから期待はしてなかった。星もまばらでオーロラは見えず(−22℃) | ||||
3/14(木) 2日目 | 12:00ホテル出発 ホワイトホース発 → ラバージュ湖畔プライベートキャンプ場へ(車で1時間) 16:00頃 彼のプライベートロッジ到着 |
■ホテルロビーで今後の予定をガイドScottさんと打ち合わせ、彼の大型ピックアップトラックで町のスーパーで買い出し、更に彼の自宅で望遠鏡、強力プロパンガスストーブ、愛犬のRuby(1歳のメス)を載せる | ||
★オーロラ観賞チャンス/満点の★、★彡、☆彡 | ||||
3/15(金) 3日目 | プライベートロッジ滞在 | ■ラバージュ湖とその周辺を散策 | ||
★オーロラ観賞チャンス/淡いオーロラが・・・ | ||||
3/16(土) 4日目 | プライベートロッジ滞在 | ★オーロラ観賞チャンス/今日も淡く・・・ | ||
3/17(日) 5日目 | プライベートロッジ滞在 | ■ロッジのサウナで汗を流す、あースッキリ爽快! | ||
★オーロラ観賞チャンス/ついに出た! | ||||
3/18(月) 6日目 | プライベートロッジ滞在 | ■昼間、タッキーニ温泉(言ってみれば温水プールだな)で疲れを取る。Scottの娘、8歳のEmilyと平泳ぎで競争し、負ける(yasuyuki) | ||
★オーロラ観賞チャンス/今夜も凄かった! | ||||
3/19(火) 7日目 | 12:00 ラバージュ湖出発 → ホワイトホースへ (車で1時間) 15:55 更にエアカナダ3584便(国内線) → バンクーバーへの予定が遅れて17:00離陸・・・19:20到着 |
■帰り際に初めて雲を見た。それくらい晴天率が良かったのだ。ラッキーとしか言いようがない。 ■暖かいと言われるバンクーバーでは、年に数回しかない雪が降っていた。到着は1時間遅れ、空港は大混乱! |
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3/20(水) 8日目 | 13:40 バンクーバー発 エアカナダ003便(国際線)→ 成田行きが遅れてなんと15:00離陸! | |||
3/21(木) 9日目 | −<日付変更線通過>− | |||
15:15 成田 到着予定が17:55着陸 (この日、日本では風が強く、着陸間際まるでジェットコースターに乗ったような気分になった、あー怖かった) |